技術士第一次試験 専門科目建設部門 R01

問題 31 / 35

出典: 令和元年度技術士第一次試験問題[専門科目応用理学部門] III-31

山岳トンネルの支保工に関する次の記述のうち、最も不適切なものはどれか。

鋼製支保工は、トンネル壁面に沿って形鋼等をアーチ状に設置する支保部材であり、 建込みと同時に一定の効果を発揮できるため、吹付けコンクリートの強度が発現するま での早期において切羽の安定化を図ることができる。
吹付けコンクリートは、トンネル掘削完了後、ただちに地山にコンクリートを面的に 密着させて設置する支保部材であり、その性能は、掘削に伴って生じる地山の変形や外 力による圧縮せん断等に抵抗することにある。
吹付けコンクリートの強度については、掘削後ただちに施工し地山を保持するための 初期強度,施工中に切羽近傍でのトンネルの安定性を確保するための早期強度,長期に わたり地山を支持する長期強度が必要である。
ロックボルトは,トンネル壁面から地山内部に穿孔された孔に設置される支保部材で あり、穿孔された孔のほぼ中心に定置される芯材が孔の周囲の地山と一体化することに より、地山の内部から支保効果を発揮する。
ロックボルトの性能は、軟岩や未固結地山では、主に亀裂面に平行な方向あるいは直 角な方向の相対変位を抑制すること、また、亀裂の発達した中硬岩や硬岩地山では、主 にトンネル半径方向に生じるトンネル壁面と地山内部との相対変位を抑制することにあ る。

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