技術士第一次試験 適性科目 H25
通常
試験時間: 00:00問題時間: 00:00
問題一覧
問題 8 / 15
出典: 平成25年度技術士第一次試験問題[適性科目]II-8事業者にとって,消費者に安全な製品を供給することは重要な責務であるが,製品事故等の発生を完全にゼロにすることは極めて困難なため,事故の発生又は兆候を発見した段階で,適正な届出と回収・修理などのリコールを自主的に実施することが求められている。また,特に消費者に対して人的危害が発生・拡大する可能性があることに気付きながら適切なリコール等の対応をせず,重大な被害を起こしてしまった場合には,行政処分の対象となるばかりではなく,損害賠償責任や刑事責任に発展する場合もあり,その責任は製造事業者や輸入事業者についてはもちろんのこと,販売・流通事業者,設置・修理事業者等も該当する場合がある。よって事業者にとって,迅速かつ的確にリコールを実施することは,ますます重要になっており,消費者をはじめ社会全体から事業者に対する評価を維持・向上することにも繋がっている。リコールに関する次の記述のうち,最も不適切なものを選べ。
①製品設計の欠陥により製品事故が発生した場合だけでなく,製品の経年劣化によって重大事故が発生した場合であっても,リコール回収の対象になり得る。
②自動車や家電製品などとは異なり,医薬品は薬事法に基づいて品質管理がなされているので,リコール回収の対象とはならない。
③リコール対象製品が追跡可能であり,すべての対象製品を回収することができる場合に,事業者は関係行政機関等へリコールの報告を行う必要はあるが,広告媒体などによるリコールの社告は行わなくともよい。
④製品欠陥による事故のおそれだけでなく,製品の表示内容の誤りであってもリコール回収の対象となり得る。
⑤製造事業者が,法律に基づいてリコール回収を行ったからといって,直ちに製造物責任法(PL法)の責任を負うとは限らない。
